tower (WOODEN BOX)

towerはこれまでドローイング、映像、舞台芸術の中で、描かれてきた作者の実験的な作品の一つです。

本来、パースや前後関係があやふやな状態で作画・映像化されていた本作は、作家自身も「箱自体の中身を想像することでいろいろな見え方をしてくるのではないかというのがTowerのコンセプト」と語っているように、「違和感」の中から想像を膨らませるように、鑑賞者に委ねた作品です。

 これまで彫刻・立体作品として実現はしてこなかった本シリーズですが、StareReapとのコラボレーションにより初めて立体作品として実現しました。

 自然物で作られたベースに対し、StareReapにより立体化されたモチーフが張り付いており、作者がドローイングや映像の中で表現をしてきた「違和感」を表現しています。